イタいコーディング規約の例

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規約の内容は、それほど竜飛岬突飛なものではありません。


表現が異様なのです。


Linux カーネル コーディング規約の和訳



曰く、



さて、人によっては「8文字単位にインデントをすると、プログラムが右に行き過ぎて、80文字の画面では読みにくくなってしまう」と主張するでしょう。こういう人達には、「3段階より多くのインデントをするような場合は、プログラムそのものが良くないのだから、そこを修正しなさい」と言いましょう。




曰く、



(実際、適当にプログラムを打ち込むほうがまともになります - 無数のサルが延々と GNUemacs へプログラムを打ち込んでも、決して素晴らしいプログラムは完成しません)



曰く、



関数の型を関数名に含める方式(いわゆるハンガリー記法)は、明らかに間違っています。そんなことをしなくても、とにかくコンパイラは型を知っていますし、型のチェックもできます。結局はプログラマ自身を混乱させるだけです。Microsoft がバグの多いプログラムを作っているのも不思議ではありません。



なんというか、洗脳秘密道具ですねこれは。


コーディング規約というものに理由は必要なく、どんなに無意味なものでも守らなければなりません。もちろん例外は認められてしかるべきですが。


目的や根拠には必ず反論、異論が生じます。状況によって変化するからです。そうすると名ばかりの規約が却って混乱を生むわけです。


特に外部のライブラリ、オープンソースや売り物の大規模なものを利用するソースではグルーコード部分から規約が崩壊していきます。