とりあえずデッドラインをオススメします。

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先日、仕事の見積り日程が守れないことを悩んでいる若者を見かけました。


見積りの対象には、品質・コスト・納期の3つがあります。もっと細かく分けることもできるでしょうが、最低この3つに分けて考えていないなら話になりません。中学校からやり直しです。


例えば



納期が守れなかった



といったばあい、コストと品質を守るために納期が犠牲になったのか、品質過剰で納期オーバーなのか、コストを切り詰めた上での納期オーバーなのかでぜんぜん意味が違います。特に偉い人ほどそういう視点でモノを見ます。


そもそも、



とにかくQCDを全部守れ!何が何でも!


さもないと首をちょん切るゾ!



というようなことを言う人は商売に手を出すべきではないのです。あらゆる予定は未定であり、確実に守られる予定はそもそも予定ではなく、決定というのです。運命を決定することは人間にはできません。人間にできるのは波に抗うことではなく飲まれないように波に乗ることなのです。



相手が商売人で納期が遅れると聞いたら、『値引きしてくれたら許す』と言ってきます。まじめな技術者は当初の納期より早くモノを仕上げられそうになると、正直に、「1ヶ月早く完成しそうです」と言ってしまったり、あまった日数でより品質を向上させようとしたりします。


なんとも間抜けなことです。


とにかくまぁ、そういう与太話のようなものを物語仕立てに語ってくれているのがこの本です。



デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則

デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則






これからも困難に立ち向かっていくと言うのなら、本を読むべきです。


見積りには、政治の部分と単なる技術の部分があり、技術の部分は知識で補えるからです。


まず基礎知識を得てください。


ピープルウェアよりは、銀弾本がよいと思います。私の独断と偏見です。



次にファンクションポイントを極めようとしてください。極める必要はありません。クソの役にも立たないでしょうから。正しく言えば、役に立つ確率はきわめて低いというべきでしょうか。極めようとすることによって、見積りというものがいかに壮大なテーマであるかを知ることになるのです。


また、FPのような技術は役員受けします。数値化手法が胡散臭くないからです。



プログラミング技術?ちっちゃいちっちゃい。ユニバーサルスキルとしても見積もり技術は、もっと高尚なものです。FPはその一旦を垣間見るには最適かと思われます。



偉そうに書いているが、お前は全部読んだのかって?


もちろんココに挙げたのは、ごくごく一般的なもので見積りについて書かれている本のごく一部です。



いいですか。知ったかぶりにはふたつあるんです。タダの知ったかぶりと、裏づけのある知ったかぶり。


ちょっとした技術系サイトのコラムや雑誌の受け売りといっしょにされたら困ります。



ちなみに私は見積りなんてしません。ただの2等兵ですから。