ケーパーズ・ジョーンズのRAD叩き

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まぁ今に始まったことではありませんが、XPやアジャイル開発をやんわりと批判否定しておられます。



先日、見積りの話の際に、FPを紹介しながらもジョーンズ先生の著作を紹介しておりませんでした。


それにはもちろん理由があるわけですがまぁとにかく並べておきましょう。


もちろんこれも私は読みました。


さて、今年もJaSSTのイベンツがあったわけですが、そのなかに大先生の講演のスライドも含まれております。



基調講演「Software Quality In 2008」Capers Jones (Capers Jones & Associates LLC)



そんな中、着目するのはこのくだりです。



POOR QUALITY RESULTS: < 25% SUCCESS RATE


・ ISO 9000 - 9004 Quality Standards


: Informal Testing


・ Agile development methods > 5000 function points


・・・中略


・ Rapid Application Development (RAD) > 5000 func. Pts.



※太字はsyasudaがつけました。


品質が低い結果に、アジャイルとRADが含まれるのです。ただし、5000ファンクションポイント以上ですから、それなりに規模は大きいです。


つまりそれなりの規模を超えるとアジャイルやRADのデメリットが出てくると言うことでしょうかね。


さらにこんなスライドも



SOFTWARE QUALITY IMPROVEMENT (cont.)


OO projects can be hazardous due to steep learning curve



なにげにOO開発も控えめに批判されています。


あとは、



DEFECT REMOVAL EFFICIENCY



あたりのスライドも穴が開くほど読んでおくのがよいでしょう。




・・・あ~やっぱり仕事休んでイベンツに参加するべきでしたかねぇ。