目の前で見せないと分からない

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それでは知性ある人間とは呼べませんね。


想像力があるからこそ人間なのです。


労働災害について無頓着な現場は、人を使い捨てにする現場です。


ひと目で分かります。



蛍光灯の交換をするのに机の上に社員を登らせて、机の脚が折れて骨折。


椅子の上に乗って、電球交換中に転んで捻挫。



そんな場面に遭遇してもまだ人は、



どんくさいやつだなぁ。


運が悪かったネ。



で済ませてしまいます。


本当のところは、



捻挫や骨折で済んで、彼らは大変運が良かった。



ということなのです。



時速100kmの乗用車が歩道に乗り上げて歩行者をはねる事故のほうが、まれなのです。


人が事故で死んだり重大な障害を負うのは労災です。吊り具の点検を怠ったばかりに積荷の下敷きになって死ぬ。交換中の蛍光灯が割れて失明する。



そんなことが日常茶飯事なのです。



机に登ってブラインドの掃除をするくらいで何を心配しているんだ、という連中は事故の怖さを知りません。火気・高所作業の講習を半日くらい受ければ、誰でも学べることです。高さ50cmからの転落でも死亡事故があるのです。なにしろ、人間はアスファルト上で転んだだけでも打ち所が悪ければ死にますので。もちろんちゃんとしたヘルメットでもかぶっていれば、命は助かるでしょうが。


なんでも適切な道具があるのです。高いところの作業のためには脚立があります。机や椅子の注意書きには「踏み台に使わないでください。」と書いてあります。PL法対策なわけですが、実際に事故が起きているから注意書きをしているのです。


用途ごとに適切な道具があるのに、それを使わない連中という見方もできます。圧着/圧接工具を使わず、なんでもかんでも電工ペンチで済ませるのと同じです。接触不良も気にしない。


そんなことだから何をやってもうまくいかないのです。


自動車のシートベルトもABSもエアバッグもいらない、全部自己責任で良いというのは各自の勝手ですが、現場の責任者には現場で起きた労働災害の責任があります。もしものときには両手が後ろに回るのです。


もしもに備えない連中の無謀な旅に付き合う必要があるでしょうか。