”失われた20年”で傷つく象徴

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平成天皇さん。


個人的には昭和天皇崩御前後の異常な「自粛ムード」が23年くらい続いている印象があります。


失われた10年とか20年といわれるたびに、平成天皇さんはチクチクと心を痛めているのではないかと思う今日この頃。



小泉さんがソーリをやっていた間は、好景気だったはずですが、世間では不景気を演出していました。


海外旅行へ出かける家族はご近所に目立たないようにし、買い替える車はカローラをやめてエコカーに。


2台目3台目の車を買えるご家庭でも近所に妬まれないように660ccの軽自動車に。


原付よりも高価な電動アシスト自転車も、目立たない贅沢ですね。


まるで65年前の国家総動員法下での倹約生活の復活のように思えます。


# 65年前の様子をこの目で見たわけではありませんが。


平均的な国民の脳内に、



この不況ニッポンで贅沢な暮らしなんてしたら隣組にチクられて、村八分にされてしまう。



という強迫観念が植え付けられでもしたようです。平成の国家総動員法ですな。


派遣社員は正社員よりも安いランチ、外注先は発注元よりもボロい営業車で訪問する心遣い。ネクタイも安物で。


なんなんですかね。儲けてる業種もあるんですから、パーっと使っていいじゃないですか。どんな商売も浮き沈みがあります。


悪業績の自慢ばかりで嘘から出たマコトになっているような気がします。


「不況だからしかたがないですよねぇ。」


これはあれですよ。学校の試験期間になるとよく見られる、例の現象ですよ。



あ~。部活が忙しくて試験勉強できなかったなぁ。


うわぁ。バイトのシフトが変わって、数?の単位落としそう。


風邪気味で、一夜漬けできなかったぜよ。



そんな言い訳ばかり。


# これにうまい名前をつけて欲しいですな。「学生症候群」みたいなうまい名前ないですかね。



頑張って働いたが競争相手(=海外勢)に負けた。


次はやり方を変えて再チャレンジだ。



という風に考え方を改めない限りいつまでもジリ貧のような気がします。