よくある手です。
対策も簡単で、それまでにかかった工数分をキッチリ請求するだけのことです。
もちろん変更決定日から再見積り開始で、最終納期も延びますよね。
たとえば、最初Windows向けで開発をスタートしたシステム(PCIボードとドライバとアプリ)について。
元請が、丸投げ先に対して突然言い出すのです。
エンドユーザがLinuxに変えてくれと言い出した
とか何とか。
本当のところは、
- エンドユーザは何ヶ月も前からLinuxへの変更の可否を打診してきていた
- 元請がOSライセンスの利ざや目当てで変更をもちかけた
というようなところです。
その際、いろいろな言い訳を並べ立てます。
- XXXXの方がライセンス調達が安くなる
- XXXXの方が、ディスコンになりにくい
- XXXXの方が、技術者のスキルアップにつながる
だんだん眉唾になってきます。
本当の理由は
- 途中まで先行で準備させた作業を反故にする
のが狙いです。
下請け作業者は、同じ納期で、余分な作業をするハメに陥るわけですから大慌てです。
もちろん同じ予算でやらされるわけですから、へたに増員もできません。
名ばかり管理職ならぬ、役員コースからはずれたような名ばかり部長がストレス解消目的によく使う手です。
事前にアンテナを張っておけば簡単に回避可能です。
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