どうやら、新型インフルの擬似症例の定義があるようです。
これにあてはまる”第一号”待ちが続いているということです。
新型インフルエンザ(Swine-origin influenza A/H1N1)
積極的疫学調査実施要綱
(暫定版)
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/index.html
新型インフルエンザの疑似症例:
38℃以上の発熱または急性呼吸器症状☆1 があり、かつ次のア)イ)ウ)エ)のいずれかに該当する者であって、インフルエンザ迅速診断キットによりA 型陽性となったもの。ただし、インフルエンザ迅速診断キットの結果がA 型陰性かつB 型陰性の場合であっても、医師が臨床的に新型インフルエンザへの感染を強く疑う場合には、同様の取り扱いとする。
ア)10日以内に、感染可能期間☆2内にある新型インフルエンザ症例(疑似症以上)と濃厚な接触歴(直接接触したこと又は2 メートル以内に接近したことをいう、以下同じ)を有する者
イ)10 日以内に、新型インフルエンザに感染しているもしくは感染しているもしくはその疑いがある動物(豚等)との濃厚な接触歴を有する者
ウ)10 日以内に、新型インフルエンザウイルスを含む患者由来の検体に、防御不十分な状況で接触した者、あるいはその疑いがある者
エ)10 日以内に、新型インフルエンザが蔓延している国または地域に滞在もしくは旅行した者
忘れがちですが、エ)の人から人への感染ばかりに気をとられてはいけません。
実は豚社会の中で、豚インフルが大分前から世界に蔓延していて、それがたまたまメキシコで人に感染しただけという恐ろしいシナリオも考えられなくなはいのです。
豚は空を飛びませんが、新型インフルを鳥が運んでいいないという証拠もまだありません。
さて、エ)の地域については、厚労省の
「新型インフルエンザが蔓延している国又は地域」について
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090502-01.html
(5月2日10:00 最終更新)
・国立感染症研究所等の情報を参考に、症例定義における「新型インフルエンザが蔓延している国又は地域」を以下のとおり定めます。
(新型インフルエンザが蔓延している国又は地域)
メキシコ
アメリカ
カナダ
※今後の状況に応じて、更新いたしますので、ご確認ください。
つまり例えばスペインからの帰国者がA型を発症しても、今の段階では擬似症例となりません。こりゃザルですな。
で、第一号の後、国内で蔓延が進んだら、”第3段階”となるようです。
前にも書いた気がしますが、インフルエンザで国内死者は毎年1万人前後出ています。
免疫のあるひと、予防接種を数百万人に摂取して1000万人が感染するのが既存のインフルエンザですが、だれも免疫がなく予防接種も間に合わなければ数倍の感染者が出ることは想像に難くありません。3000万人が感染して例年と同じ死亡率なら、普段の1万人+3万人で4万人の死者です。
しかも恐ろしいことに、例年なら予防接種率が100%に近い医療従事者(お医者さんや看護師さん)にワクチンが行渡らないシナリオがあります。
とにかく、38度以上の熱が出たら、自分の都道府県の発熱相談センターに電話することです。これは従来のインフルエンザでも同じです。
都道府県による新型インフルエンザ相談窓口(2009年4月30日現在)
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html
誰か一人がいいかげんなことをしたら、それは数十人のお年寄りや乳幼児を死の危険にさらす犯罪行為だという認識を持ったほうが良いでしょう。
(注意)
syasudaは医療関係者でもなんでもないただの素人なので、正確な情報は医療機関や厚生労働省などの一次情報源に問い合わせてくださいな。
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