暗黙的妥協

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明文化されない仕様はバグと同じく総数をカウントすることが困難です。


見つけるたびに仕様書へ反映しつづけるしかありません。


中でも厄介なのは



まあここは仕様書に明記されていないから、この程度でかまわいだろう



というような手抜きです。


それがそのまま実装されてしまうと、そこに依存する他の部分の設計では、手抜きせざるをえなくなります。


その影響を受けた部分でバグが指摘されると、言い訳がましく



全体の作りの問題なので、ここだけ直しても解決しません



というような役所的回答が沸きだしてきます。


あるいは無理に直したフリをしてエンバグするか。


仕様が半径1メートルの円にたとえられるはら、それより大きな円を描くか、円がすっぼり入る正方形を考えなければなりません


円の中に小さな四角をならべていてはいつまで経っても終りません。