難しいですよねぇ。
たとえば、無収入の息子が金持ちの親の家に住んでいるとして、生活費も親に出してもらっているとしたら、孫の手当てはもらえちゃいませんか。
かなり収入のある酒店主が、実は店舗の建物土地は親名義の会社に借りている格好になっていて、売り上げは600万円だが、家賃を含めた経費で400万円払っていれば、200万円の低所得者になっちゃいません?孫の手当てはもらえそうですよねぇ。
つい先日所得税の捕捉率の都市伝説について勝手なことを、書きましたが、トーゴーサンが妥当だとすると、自営業者の100万円の所得はリーマンの200万円に相当しますからねぇ。
もちろん自営業者の方々は、景気やなんかの変動をもろに受けますし、リスクも背負っているのは承知しておりますが、それとこれとは話が別な気がします。
トーゴーサンが成り立つなら、自営業者さんのリスクは相対的にちいさくなっていることになりませんかね。
で、背番号制を導入しても、最初の例のように被扶養でないのに実態として扶養されているような状況は、行政的にはどうにもならんわけですな。同じ家でも別世帯は可能ですし。
思いつくままに書いておきます。
- 所得の捕捉率にばらつきがある(最大で数倍におよぶ)
- 扶養の実態は把握できないのではないか
- 世帯ごとの所得は背番号制を導入しても算出できない(世帯背番号制にする?)
- 実態としての世帯構成は調べようがない(国勢調査(笑)
選挙権の定数是正問題を目にするたびに、所得の捕捉率の問題を思い出します。
節税した分で浪費してくれるならそれはそれで良い気もしますがね。
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